hp prodesk 400 G5 SFF 通常電源に

2022年11月8日

数々の実験により hp prodesk G5 SFF の電源の仕様が通常のATXとかけ離れているという事が判った。

まず、この研究をするにあたって参考にさせていただいたサイトを紹介しておきます。
HP Prodesk 600 SFF G2 のケース交換
この中のリンクで電源変換ケーブルがあるのですが。
amazon 24 pin to 6 pin ATX PSU Power Adapter Cable

今回はこのケーブルを買ってみた、amazonで1500円位だった。
hp prodesk G1、G2はこの方法でOKらしい。
似たシステムだろうしなんとかなるだろう。と思ったのが大間違いでした。

電源から接続があるのは赤丸で印をつけた3か所。

左上の4PINは通常のCPU補助電源と同じで12Vが供給されている事が予想される。

右下の4PINはCPU補助電源と同じ12Vが供給されている事が判った。

下側7PINコネクタは黒と緑が繋がれATX規格で言うと電源っぽい香りがする

(このマザーボードには12Vの入力しか存在せず、通常あるであろう5Vが使われていない)

考察

右下の4PINは購入した変換の4PINが該当しそう。
黄色は12V、黒色はGND、元々の

6PINのうち4PINで合いそう。

変換機を解剖して確認。
黄色は特になんの機械も通さず、青色の線のみ特殊になっている事が判る。
ケーブルの色からして、6PINに繋いでいる青と緑は必要としていないので、今回はこの機械が必要ないとして取り去ることにした。
ついでに赤いケーブルも使わないようなので一旦整理する。

熱収縮チューブで絶縁しておいた。

この6PINコネクタ、12Vの電源側だけで、ちょうどマザーボードのコネクタに刺さる形状だった、
6PINのうち青と緑の部分を解体しても良いがとりあえず、戻せるようにしながら調査した。

赤、緑、黒の繋がっていた端子

端子サイズが全然違うので、ブッチギリマシタ。
PINアサインを調査すると、緑をグランドとショートさせるとATX電源が作動する。
という事が判る、マザーボードが電源を制御していると伺える。

下側7PINコネクタは電源の制御ではない!

なぜなら、電源からは常に12Vが出続けている!!

マザーボードの7PINコネクタは電源制御ではあるものの、スタンバイ状態ですべての12Vが出続ける特殊な電源のようです。
だから、電源制御ではなく、電源の中のファンのコントロールのような形になっているかもしれない。

通常のATX電源を繋いでも、電源がマザーボードに供給されなければ、この電源制御は動かず、電源を供給するには制御以外で作動させなければならない。何を言っているのかよく判らない状態になる。

まとめると、この7PINのコネクタは繋ぐ必要がない!!

通常のケースに付いているスイッチに接続したい気持ちになるが、作動中は常にON(ショート)にしておく必要があるのでON-OFFの切り替え型のスイッチに接続する事

新しく付けた電源用スイッチをONにしておき,MBの電源スイッチを押せば、通常のATX電源での起動が確認できました。

OFFにする場合は本体が止まってから、電源スイッチを切る必要があるようです。

マザーボードの電源制御なのだが、なぜか、抵抗が入っているようで、純粋なショートではない。
試しにスイッチ並列で繋いだら、自動OFFとして使える事そうだったのだが、何故かUSBのマウスやキーボードが認識しなくなる。
もしかしたら、抵抗は、温度と関連していて、温度が上がるとファンが多く回るような設計になっているかも?
トランジスタでも噛ましながら電源と接続すれば、使える可能性もありそう。
(専門家ではないので、そこまで検証しません)

もしかしたら

外したチップをよく見ると
右が電源側、GND、+5Vsb、+12V
左がマザーボード側、GND、+12sb
と書いてある。
このSBってなんぞや?と思って調べると、スタンバイの意味らしい。
なので、この装置はスタンバイ時に5Vから12Vを作りつつ、起動時には12Vからの電源を取って十分な容量が流れる装置のようだ。

右下の4PINをこの装置経由で繋ぎ、
電源をトランジスタで制御とかしたら、変な手動スイッチなど必要なく電源が繋げられるかもしれない・・・

追記
とりあえず12Vsb電源の基盤を再接続して、MBと繋げてみました。
一瞬だけ作動するのですが、電流が足りないのか、電圧的な問題なのか、一瞬アクセスランプ等が光るのみで作動開始できませんでした。
MB経由で連動しての電源管理は今の所、無理そう。

(色々詳しい人と思われているような気がしますが、チャレンジ好きの素人です。)